2021年マイベストアルバム 140字レビュー【前編】

レビュー

2021年によく聴いたお気に入りアルバム20選。
自分の備忘録も兼ねて、前後編に分けて紹介します。

  • ツイッターでのつぶやきを加筆修正した約140字のレビューを付けています。
  • 順位は付けておらず、おおよそリリース順に紹介しています。(その時の気分によってベスト1が変わるのと、リリース順にすることで私自身が振り返りやすいからです)
  • 趣味の傾向からしてUKロックが多め。というか9割UKロック。ポストパンク勢が盛り上がっていたのと、ロックの遺伝子を受け継ぐ期待の新人にたくさん出会えました。

2021年マイベストアルバム ー前編ー

『Drunk Tank Pink』Shame

イギリス・サウスロンドン発のポストパンクバンド、Shameの2ndアルバム。今年一番最初にハマったアルバムがこれでした。
歌いたくなるリズム、目まぐるしい感情のアップダウン、ライブハウスの光景が浮かんでくるような爆音の大洪水。
UKロックシーン、今年も盛り上がるぞ…!という期待と熱が高まる2021年の幕開けとなる一枚でした。

『Welfare Jazz 』Viagra Boys

見た目もバンド名も強烈(ドン引き)なスウェーデン出身のバンド、Viagra Boys。
これは取り憑かれたように聴いてましたね…ドーパミンがバシャバシャ出てくる…
泥臭いパンクロックにジャズのエッセンスを加えているのが一見不調和にも思えるんですが、これがドチャクソかっこいいんですね…!
一度聴き始めたら抜け出せない中毒性があります。

『WASTELAND: WHAT AILS OUR PEOPLE IS CLEAR』LICE

UKブリストル発のポストパンクバンド、LICEのデビュー作。
これは10代の頃に出会いたかったです…!10代の頃は難しいと思ってたプログレ、実験的な音が初期衝動とともに鳴ってて、頭で理解するよりも先に全身を震わせてくれます。
ポストパンク勢のなかでもあまり話題になってないのが勿体無いんですが、衝動性は彼らが一番突き抜けてますよ!

『For the first time』Black Country, New Road

サウスロンドンから登場した男女混合のエリート音楽集団、Black Country,New Road。
様々なジャンルを繋ぎ合わせた音楽と、フリー素材を使用したアートワーク。1つの曲の中で複数の曲が展開されるような絞りきれないイメージ。
あらゆる音楽にアクセスできる今の若者だからこそ引き出しが多く、固定概念に囚われない自由な音楽設計ができるんだなと感じます。

『New Long Leg』Dry Cleaning

こちらもサウスロンドンシーンに登場した新人バンド、Dry Cleaning。
歌わないで朗読するボーカル、ボーカルよりもメロディを奏でるベース… チグハグな個性に思えて絶妙に噛み合ってるんですね。
固有名詞や擬音で組み立てられた歌詞もシュールで、他のバンドとはひとクセ違う個性が光ってます。

『W.L.』The Snuts

今年一番聴いたのはこちら!2021年の大本命バンド、The Snutsのデビューアルバムです!
スコットランドから鳴らす00年代直系のガレージロック。初めて聴いた時は統一感がなくて途中でダレる印象もあったんですが、良く言えば作曲の幅が広い!まだ垢抜けなさはあるけどすでにアンセムを持ってるのが強い。
20年代を代表するUKバンドになってほしい。とにかく今後への期待が高いバンドです!

『Typhoons』Royal Blood

今年1番のテンション爆上がりアルバム!
ベース&ドラムの轟音、高揚感のあるボーカル、覚えやすいメロディ、ディスコ要素を加えたビート…ヘビーでいてキャッチーなダンスロックが、日常の閉塞感を“台風”のように吹き飛ばしてくれます!
とにかく飛んで歌って踊りたくなる、最高にカッコいい一枚!

『Bright Green Field』Squid

イギリス、ブライトン出身のポストパンクバンドSquid。
デビューアルバムでこの完成度の高さ…!
タイトルを直訳すると「輝く緑の土地」。理想郷を示しつつ、実際には資本主義を皮肉った無機質な世界を投影したコンセプトアルバムに仕上がってます。静寂と狂気が入り混じったセンス、表現力にゾクッとします。

(↓2022.3追記)

サマーソニック2022に出演決定しました!

もともとはスーパーソニック2020に出演予定でしたが、コロナの影響で来日キャンセルに… そして、サマーソニック復活とともに改めて来日が決定しました!ポストパンクをいよいよ原体験できるの、超楽しみですね!

『Cavalcade』black midi

black midi、待望の2ndアルバム。
デビュー作も衝撃が大きかったんですが、そのハードルをなんなく飛び越え完全に化けました… 
音の設計図がより緻密に、静と動のメリハリもついてより表現の幅が広がってます。
後世に残ること間違いなしのカオス極めた名盤です。

『Blue Weekend』Wolf Alice

シューゲイザー、グランジ、パンク、ラップ…いろんなジャンルで構成されてるんですが、それが取っ散らかることなく繊細さもダイナミックさも兼ね備えた、芯のある世界観が出来上がってます。
想像力を掻き立てる歌詞も効果的で、聴き終えた頃には一本のオムニバス映画を観たような感覚になります。

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