【SOUNDTRACKS】参加ミュージシャン紹介【ミスチル】

【SOUNDTRACKS】参加ミュージシャン紹介【ミスチル】 ミスチルのルーツ

2020年にリリースされた、Mr.Childrenの20枚目アルバム『SOUNDTRACKS』。

サム・スミスやU2の作品を手がけたスティーヴ・フィッツモーリスをプロデューサーに迎え、ロンドンでレコーディングを行いました。

今回は海外レコーディングをすることになったきっかけと、『SOUNDTRACKS』に携わったミュージシャンを紹介します。辿っていくと、「この人はこんな作品にも参加してたんだ!」とか、「え、このバンドのメンバーだったの!?」と、新たな発見に出会えました!

ロンドンレコーディングのきっかけは田原さん

ロンドンでレコーディングをしようと提案したのは田原さん。

サム・スミスの『The Thrill of It All』が好きでよく聴いていた田原さんは、このアルバムがアナログで制作されていたことからインスピレーションを受けたそうです。

そしてこのアルバムのエンジニアを務めたスティーヴ・フィッツモーリスがたまたま日本に来ていたということを知り、会いに行くことに。偶然の縁もあり、ロンドン行きの計画がとんとん拍子で決まりました!

『Midnight Train』は田原さんが特に好きな曲だそうです。

サム・スミス(Sam Smith)
“天使の歌声を持つ”と言われる、イギリスのシンガーソングライター。2014年にデビューアルバムをリリースし、世界で1200万枚も売り上げ、翌年のグラミー賞では「最優秀新人賞」を含む4冠を獲得。
和田アキ子や平原綾香にカバーされるなど、日本でも多くのミュージシャンに影響を与えています。

参加スタッフ、ミュージシャン紹介

スティーヴ・フィッツモーリス(Steve Fitzmaurice)

ミキシングエンジニア、音楽プロデューサー。U2、サム・スミス、シール、ディペッシュ・モード、宇多田ヒカルなどの作品に参加。

数多くのグラミー賞も獲得しており、シールの『Kiss From A Rose』では最優秀レコード賞、U2の『All That You Can’t Leave Behind』では最優秀ロックアルバム賞を受賞。サム・スミスの作品においても複数の賞を獲得しており、映画『007 スペクター』の主題歌となった『Writing’s on the Wall』ではアカデミー賞、ゴールデングローブ賞も受賞しています。

『SOUNDTRACKS』では、前作『重力と呼吸』でディレクターを務めたケン・マスイと共同プロデュースを行い、レコーディングエンジニアとしても参加しました。

参加楽曲
・ドラムプログラミング(Birthday/others)

サイモン・ヘイル(Simon Hale)

キーボード奏者、編曲家。ジャミロクワイ、ビョーク、マッドネス、スーパーグラスなどの作品に参加。ミュージカル音楽も数多く手がけており、トニー賞や英国アカデミー賞の受賞歴もあります。

日本人アーティストとも関わりがあり、山下久美子の『永遠の夏』では、布袋寅泰と共同でプロデュースを行いました。

『SOUNDTRACKS』ではストリングスアレンジ、ブラスアレンジを手掛けました。

参加楽曲
・ピアノ(Brand new planet/Documentary film/The song of praise/memories)
・ウーリッツァーピアノ(Brand new planet/Documentary film/The song of praise)
・キーボード(others)

ヘンリー・バウワーズ=ブロードベント(Henry Bowers-Broadbent)

キーボード、オルガン奏者。なんと、イギリスのロックバンド、クーラ・シェイカー(Kula Shaker)のメンバーでもあります!

クーラ・シェイカーは1995年にデビューしたバンド。60年代ロックにインド趣味を融合させた音楽性が特徴的。日本でも根強い人気があり、2022年にはサマーソニックへの出演が決まっていることでUKロックファンの間でも話題になっています。

*クーラ・シェイカーではHarry Broadbent(ハリー・ブロードベント)の名義で活動。ハリーがバンドメンバーに加入したのは2006年。

参加楽曲
・キーボード(DANCING SHOES)
・ハモンドオルガン(turn over?/君と重ねたモノローグ/losstime/Documentary film/The song of praise)
・ローズピアノ(君と重ねたモノローグ)

ダレン・ヒーリス(Darren Heelis)

ミキサー、エンジニア、プログラマー。サム・スミス、トム・ウォーカーなど、様々なアーティストのミックスを手掛けました。

参加楽曲
・ドラムプログラミング(DANCING SHOES/Brand new planet/turn over?/君と重ねたモノローグ/Documentary film/Birthday/others/The song of praise)
・パーカッション(The song or praise)

エバートン・ネルソン(Everton Nelson)

ヴァイオリニスト、アレンジャー。アデル、サム・スミス、スティービー・ワンダーなどのレコーディングに参加。坂本龍一とは共にワールドツアーを行いました。

参加楽曲
・ストリングスリーダー(DANCING SHOES/Brand new planet/君と重ねたモノローグ/losstime/Documentary film/Birthday/others/memories)

ジョビー・バージェス(Joby Burgess)

パーカッション奏者。クラシックのみならず、サム・スミス、ピーター・ガブリエル、The Whoの作品や、『ミッション:インポッシブル』『ロケットマン』などの映画音楽にもセッションミュージシャンとして参加しています。

参加楽曲
・ティンパニ(Birthday)
・パーカッション(memories)

その他参加ミュージシャン

  • ウィル・フライ(Will Fry):パーカッション
  • ジョン・カルナック(Jon Carnac):ベースクラリネット
  • マレク・デミ(Marek Demi):ギター
  • ティナ・グオ(Tina Guo):チェロ
  • カミラ・ペイ(Camilla Pay):ハープ
  • フィル・トッド(Phil Todd):テナーサックス
  • フィル・コブ(Phil Cobb):トランペット
  • トム・リース・ロバーツ(Tom Ress-Roberts):トランペット
  • リチャード・ワトキンス(Richard Watkins):ホーン



参加ミュージシャンを辿っていくと、いろんなアーティストに繋がっていきますね。洋楽が好きな方は聴いたことのある楽曲やアーティストもあったのではないでしょうか。

映画音楽に携わってるミュージシャンも多く、『SOUNDTRACKS』の世界観にぴったりなメンバーで作られたんだなぁと実感しました。

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