【洋楽カバー】ミスチルとエルトン・ジョンの『Your Song』

ミスチルのルーツ

アルバム『重力と呼吸』のオープニングトラック、『Your Song』。
JENの「ワン・ツー!」の掛け声から始まるバンドならではのライブ感を意識したこの曲は、アルバムの導入曲としても完璧ですよね。

『Your Song』といえば、同じタイトルで世界的に有名な曲があります。ミスチルが『Your Song』を発表したときに連想した方も多いのではないでしょうか?

というわけで、今回紹介するのはエルトン・ジョンの『Your Song』。時代を経ても新しい形で歌い継がれていく名曲です!

ミスチルとエルトン・ジョンの『Your Song』

エルトン・ジョン『Your Song』

↑字幕設定をオンにすると日本語訳が表示されます

邦題は『僕の歌は君の歌』。
「大したことはできないけど…」と少し自信のなさげな主人公が、語りかけるように「君の歌」を歌う。甘くロマンティックに響いてくるラブソングです。

シングルとしてリリースされたのは1970年ですが、日本では1992年公開映画『エンジェル 僕の歌は君の歌』、1996年放送ドラマ『イグアナの娘』の主題歌に起用されたことでも広く知らるようになったそうです。

*ちなみに私がこの曲を知ったのは、2001年製作のミュージカル映画『ムーラン・ルージュ』がきっかけでした。19世紀末のパリが舞台なんですが、流れるのはビートルズやマドンナといった近年(?)のロック、ポップスをカバーしたもの。
劇中でユアン・マクレガーがニコール・キッドマンに向けて『Your Song』を歌うシーンがあって、ここは歌詞を覚えるくらい何度も何度も巻き戻して観ました。(このシーン、視聴者の方がユアンやニコールに恋しちゃうんじゃない?ってくらいロマンティックなんですよ…!)


ムーラン・ルージュ (字幕版)

 

そして最近では、2019年公開映画『ロケットマン』ですね。エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ミュージカル映画で、『Your Song』が誕生したエピソードも描かれています。
この映画でも楽曲はカバーとして使用されていて、エルトン・ジョン役を演じたタロン・エガートンが全編を通して歌っています。


ロケットマン (字幕版)

Elton John(エルトン・ジョン)

1969年にデビューしたイギリスのシンガーソングライター。
現在までに30枚以上のオリジナルアルバムをリリースし、全世界で3億枚以上も売り上げている。
ディズニー映画「ライオンキング」の音楽も手がけており、世界で最も売れたアニメサウンドトラックとなっている。
2019年には、自身の半生を描いた伝記ミュージカル映画『ロケットマン』が公開。
多種多様なジャンル、国、世代のアーティストとのコラボレーションも行っており、最近ではRina Sawayama、Dua Lipa、Gorillazらとも楽曲を発表している。

ミスチルによるカバー

数多くのアーティストに歌われているこの曲。ミスチルも2010年にカバーしていて、DVD『Split the Difference』の付属CDで聴くことができます。

滅多に聴けない桜井さんの英語歌唱!原曲では自信なさげだった主人公が、桜井さんの歌声によって一歩前に踏み出す勇気を持ったように聴こえます。
2番からバンドが加わることで一気に奥行きが出るんですが、個人的にはナカケーの跳ねるようなベースも気に入ってます。

『Split the Difference』
2010年に映画館で2週間限定上映されたドキュメンタリー映画。ファンクラブ会員や関係者を集めた小規模なライブを映像化したもの。
アリーナやスタジアム級の派手さはないですが、アコースティックとストリングスによって身近に感じられるアレンジが、いつもと違う表情で聴かせてくれます。
『Another Mind』『虜』『Love is blindness』といったライブでは長らく披露したことのない(むしろ初披露もある!)レア曲も聴けて、コアなミスチルファンほど楽しめる作品になってます。

『重力と呼吸』には『Your Song』というタイトル候補があった?

ミスチルの『Your Song』はアルバム『重力と呼吸』の1曲目ですが、エルトン・ジョンの『Your Song』もアルバム1曲目に収録されています。

キャリア2枚目としてリリースされ、エルトン・ジョンの名前を世界に広く知られることになったこのアルバム。原題は『Elton John』と自身の名前が付けられていますが、日本では『僕の歌は君の歌』という邦題でリリースされました。

ちなみに、重力と呼吸』というアルバムタイトルも、元々は『Your Song』というタイトル候補があったみたいです。

アルバム紹介

【タイトル】(原題)Elton John(邦題)僕の歌は君の歌
【リリース】1970/4/10

【収録曲】
1. Your Song
2. I Need You to Turn to
3. Take Me to the Pilot
4. No Shoe Strings on Louise
5. First Episode at Hienton
6. Sixty Years on
7. Border Song
8. The Greatest Discovery
9. The Cage
10. The King Must Die

その他代表曲の紹介

『Border Song(人生の壁)』

せっかくなので先程のアルバムの中から代表曲をもう一つ紹介。

映画『ロケットマン』でも流れた曲、『Border Song(邦題:人生の壁)』

旧約聖書に出てくる聖モーゼス(go down moses)へ、移民としての疎外感を問いかけるゴスペルソングです。
宗教的な歌に聴こえますが、border(国境や人種、偏見など)を気にせず、平和に暮らしたいという祈りのような曲になっています。

おまけのベストアルバム紹介

ベストアルバムを聴くなら赤いジャケットの『ダイアモンズ〜グレイテスト・ヒッツ<限定盤>』がオススメ。たっぷりCD3枚組です。
同じタイトルで青いジャケットバージョンもありますが、凝縮盤なので曲数が少ないです。

キャリアが長く、コラボやサントラなどとにかく多岐に渡って活動しているので、広く聴けば聴くほど「この曲もエルトン・ジョンだったの?!」という発見があります。

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