前回『Your Song』に関する記事を書いたんですが、もうひとつ『Your Song』ネタを紹介します。
ロビー・ウィリアムズから影響を受けたyour song
『She’s The One』から得たヒント
アルバム『重力と呼吸』は全10曲と、ミスチルにしては少なめの収録曲数。その中でもオープニングトラックである『Your Song』は一番最後に出来上がった曲です。
「シンプルで捻りのない曲を作ろう」と思った時に、ロビー・ウィリアムズの『She’s The One』からインスピレーションを受けたそう。
ただ一人に対して歌うというミクロなことが、次第にマクロになっていく…というところからヒントを得たそうです。
『Your Song』はバンドメンバーやファンのことを歌っているようにも聴こえる…と言われていますが、桜井さん自身は一人のパートナーに向けたラブソングとして書いたそうです。
ちっぽけな歌でも、たくさんの人に聴かれるにつれて想いの数も増えていく。Mr.Childrenが持つ音楽の力、そのものを表した一曲のように思います。
代表曲紹介
2ndアルバム『I’ve Been Expecting You』
『She’s The One』が収録されているのは、1998年にリリースされた2枚目のソロアルバム『I’ve Been Expecting You』。
自身のキャリアで初の全英1位を取ったアルバムであり、地元イギリスだけでなくヨーロッパ諸国でベストセラーとなりました。
*CDは長らく廃盤になっていましが、2021年10月に初のアナログ盤がリリース!ということで即注文しちゃいました。昨今のレコードブーム、今までチェックしていなかった旧譜や長らく聴いていなかった旧譜を聴くきっかけができて、ずいぶん沼にはまってます。
1.『Strong』
全英チャート4位を獲得したシングル曲。
動画は2003年に開催されたネブワースでの公演。
ネブワースといえば、oasisが96年に開催し2日間で25万人を集めたのが有名ですが、ロビー・ウィリアムズはそれを上回る37万5,000人(3日間開催)を集めました。
2.『No Regrets』
全英シングルチャート4位を獲得した曲。
3.『Millennium』
こちらは全英シングルチャート1位を獲得。
チャートの集計を行なっているオフィシャル・チャート・カンパニーがUKチャート60周年を記念して、2016年に発表した「イギリスで最も売れたアルバム60枚」の中に、ロビー・ウィリアムズのアルバムは2枚ランクイン。
テイク・ザット時代も含めると合計4枚ランクインしていて、最多記録になるそうです。
*ちなみに、2枚以上ランクインしているのは、他にcoldplayとQueenのみ。(そしてQueenは2枚ともベストアルバム)
1stアルバム『Life Thru A Lens』
こちらは1997年リリースの1stソロアルバム。
全英チャートでは初登場11位でしたが、シングル『Angels』がヒットの後押しとなりじわじわと上昇。発売から5ヶ月目にして1位を獲得しました。
ロビー・ウィリアムズ、イギリス国民ならみんなが歌える大ヒット曲をたくさん持ってるんですね。
そのわりに海を越えた日本では知名度が低い…とはいえ古さを感じさせない、日本人でも聴きやすい曲が揃ってると思います。
秋の季節、レコードで聴くと沁みてきますね。